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「ブレイクっ!」 必死にもがいたのが功を奏したのか、安藤の手がトップロープを掴む事に成功した。 「ハァッ、ハァッ、ハァッ…」 (あのまま極められ続けてたら、ギブアップするしかなかったかも…) 痛む背を庇いながら、安藤は、三津橋のポテンシャルの高さをまざまざと感じ取っていた。 (…さすがは三津橋さん。正面から闘り合ったら、ボクじゃパワー負けしちゃう。でもッ!) ようやく三津橋のタワーブリッジから脱出した安藤。 今度は逆に得意のヒット・アンド・アウェイの攻撃で、三津橋の下半身にターゲットを絞る。 安藤のローキックが的確に三津橋の左足を捉えていく。1発、2発…3発。 「くっ、このっ!」 ガードが間に合わない。 (この娘のスピード、予想・以上っ…。) 半分はガード出来るが、残り半分は確実に自分にダメージを与えている。 三津橋は、安藤のスピードに内心、舌を巻いた。 持ち前のスピードを活かし、蝶の様に舞い、蜂の様に刺す攻撃を繰り返す安藤。 (もう少し…もう少しで!) そして…チャンスは来た! 「ボクは…ボクは負けないッ!」 |
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ローキックの嵐の中、シャイニングウィザードに沈むのか、三津橋? しかし、突然、三津橋の剛腕が嵐を切り裂く。 AXBOMBER! 三津橋、ただ一撃で試合を押し戻す。 |
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アクスボマーにダウンする安藤。すかさずフォールに入る三津橋。 カウントは・・・2、99!! 先ほどのシャイニング・ウィザードのダメージが、思いのほか大きかったのかボマーのヒット点がわずかにズレていた様だ。 ジャストミートはまぬがれたとはいえ、立つのがやっとでフラフラの安藤。 「勝てる!」そう確信した三津橋はもう一度アクスボマーの体勢。 「次は確実に仕留める!」消耗しきった安藤の喉元に三津橋の豪腕がインパクト する瞬間・・・! それは一瞬の出来事だった。 大振りになったボマーを避けると安藤は、その腕を取り三津橋の背中に飛び乗ると、首と肩をロックし決め技のライムレモンショックホールドを仕掛ける! 普段の三津橋なら、安藤の体重位なら難なく押し返せるのだが、ローキックのダメージがまだ残っているのか脚に力が入らない! 「これでどぉーだぁぁ!」締め上げる安藤。 「くうぅぅぅ!」耐える三津橋。だが徐々に限界が迫っていた。 「耐えてる!?だけど!」さらに締め続け、三津橋を追い込んでいく。 「ぐ、あぁぁぁぁぁぁぁ!!」限界を突破し、ここで無念のギブアップ!
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